・中学校年代のサッカー事情が知りたい!
・高校サッカー強豪校への近道は?
・中学からサッカーを始めるけど大丈夫かな…
中学生がサッカーをするときに、どのチームに所属するか悩むことも多いと思います。
中学校の部活?クラブチーム?などなど。
僕もサッカー未経験者だったため、息子のチーム選びには結構苦労しました…。
自分なりにいろいろなチームを調べ、結果的には親子共に納得できるチームに入団。
そして、チームの活動があるときは子供の送り迎えをしたり、1日中試合を観戦したりとサッカーに完全にハマってしまいました。
その結果、現在は僕自身も大人のサッカーチームに所属し、活動しています(笑)
今までの経験を活かしてこの記事では、
中学年代でのサッカーチームの特徴
について解説していきます。
この記事を読むことで、
- 部活のメリット&デメリット
- クラブチームのメリット&デメリット
- 公立中学校と私立中学校に部活の違い
- 事前に必ずやるべきこと
が分かるでしょう。
では、どうぞ。
もくじ
公立中学校の部活の特徴
多くの中学生は、公立中学校に通っているかと思います。
そのような中学生にとって最も身近にサッカーができるのは、学校の部活です。
その公立中学校の部活の特徴を紹介していきます。
放課後に校庭で練習
基本的には授業が終わった放課後に、校庭で活動しています。
平日であれば登校時に練習着やスパイクを学校に持っていき、帰宅することなくそのままサッカー練習をします。
土日も校庭で練習を行ったり、他校と練習試合など。
練習試合や大会などでサッカー場に行くこともありますが、基本的には校庭で活動することが多いです。
費用がほとんど掛からない
みんなが共通で使用するサッカーボールなどは、学校が用意してくれます。
そのため、生徒個人で準備するものは
・スパイク
・すねあて
・練習着
ぐらいです。
また、毎月部費が掛かることもありませんので、費用はかなり安くなります。
(各中学校によって違う場合があります)
親のサポートが必要になることも
練習試合などで他校やサッカー場に移動する場合、親が車を出すこともあります。
これは各中学校によって様々ですが、当番制になってる学校もあるとか…。
そうなると親の負担が増えます。
入部する前に確認しておいた方が良いでしょう。
また、親の会があり、年に数回の集まりや懇親会などを行っているとこともあるようです。
レベルは学校によって様々
これはメリットでもありデメリットでもあるのですが、部活は入部希望者は誰でも入れます。
そのため、様々なレベルの生徒が所属しています。
県トレに選ばれるようなスペシャルな子や、中学校からサッカーを始めた子など。
しかし、最近はうまい子はクラブチームに入る傾向が強いので、部活のレベルはあまり高くないというのが現実です。
さらには入部する子も少なく、他校との合同チームで公式戦に出場する学校もあります。
うまい子にとっては、少し物足りなさを感じるかもしれません。
逆に、サッカー未経験者にとっては入部しやすい環境ですね。
指導者がサッカー未経験者の場合も
中学校の部活動は、基本的にはその学校の先生が指導してくれます。
でも、他の競技もそうですが、指導者がそのスポーツ経験者と限らないのです。
経験者の先生の教えてもらえれば安心ですが、未経験者が指導することになった場合は全く期待できません…。
これはどうしようもないことです。
しかも先生には異動がありますので、来年度もその先生に教えてもらえるとは限りません。
(異動のタイミングはだいたい予想できますが)
もし、サッカー部の先輩や親に知り合いがいるのなら、事前に確認しておきましょう。
私立中学校の部活の特徴
先ほどは公立中学校の部活についてご紹介しました。
次は、私立中学校の部活動の特徴をご紹介していきます。
放課後にすぐサッカー
私立中学校も、自前のグラウンドを持っています。
授業が終わった放課後、校庭や専用グラウンドでサッカー練習を行います。
土日もそこで練習試合などを行います。
学校のレベルにもよりますが、全国から選手が集まり、サッカー部専用の寮がある学校もあります。
そのような学校ではサッカーの意識が高い子とずっと一緒にいますので、切磋琢磨してさらなるレベルアップが見込めます。
指導者は専属のコーチや経験者
私立中学校では、サッカー経験豊かなコーチが指導してくれます。
それも複数名体制で、密度の濃い指導をしてくれます。
公立中学校のように、サッカー未経験者がコーチを務めることはほぼありません。
選手たちもコーチを信頼し、練習に集中できる環境となっています。
費用が結構掛かる
公立中学校と違い、私立中学校は授業料や施設管理費などが必要になります。
自宅から遠い場合は寮生活になりますので、その費用も掛かります。
強豪校になると頻繁に遠征もしますので、遠征費が必要になることも。
(学校から補助が出る場合もあります)
そのため、私立中学校は強豪校ほど費用が掛かる傾向にあります。
知り合いの子供が某強豪私立中学校で寮生活をしながらサッカーをしていましたが、毎月12万円程度掛かると話していました…。
高校サッカー強豪校にそのまま進める
強豪の私立中学校は、強豪高校の下部組織の役割を果たしていることがあります。
そのため、中学校で結果を残していれば、そのまま強豪校に進むことができるのです。
その場合に、入学金免除や授業料免除などの特待生として迎えている高校もあります。
また、中学生でも早くから高校の練習に参加させてもらえることも。
高校サッカーでの活躍を夢見る子も多いので、その近道として強豪高校の中学校に通う子も多いようです。
クラブチームの特徴
通っている学校での部活と違い、外部のチーム(クラブチーム)に所属してサッカーをすることもできます。
クラブチームには、Jリーグの下部組織やそれ以外の街クラブがあります。
Jリーグの下部組織はレベルが高く、セレクションを行い選手を選考します。
街クラブでもセレクションを行ったり定員が決まっているところもありますが、希望すれば加入できるチームが多いです。
そのクラブチームの特徴をご紹介していきます。
活動は専用グラウンドやサッカー場
クラブチームには専用のグラウンドを持っているチームもあり、練習や練習試合をそこで行います。
グラウンドがないチームは、平日は小中学校の校庭で練習し、週末はサッカー場などで練習や試合を行います。
どちらにせよ、部活よりも良い環境でサッカーをすることができるでしょう。
しかし問題もあります。
活動するグラウンドまで自力で行かなければなりません。
チームによってはバスで送迎してくれることもありますが、それでも送迎バス乗り場までは自力で行くことになります。
自宅から近ければ自転車や徒歩で行けますが、遠い場合は公共交通機関での移動や親が送迎しなければなりません。
そのため、所属を考えているチームの平日の練習場所や週末の主な活動場所を、事前に確認しておきましょう。
費用はそこそこ掛かる
クラブチームは公立中学校の部活よりも費用が掛かります。
入団時の入会金はもちろんですが、指定の練習着などをチームから購入する必要があります。
チームによってはバッグやボール、グラウンドコートなども購入するため、10万円以上掛かるチームもあるとか…。
そして月会費は、8,000円~10,000円程度のところが多いです。
その他に県外への遠征や大会への参加、チームによっては海外遠征もあります。
Jリーグの下部組織の場合はチームから補助が出ることもありますが、街クラブはほぼ実費です。
クラブチームに通うと、結構費用が掛かります。
指導者はプロのコーチ
ほとんどのクラブチームの場合、ライセンスを保持しているプロのコーチが指導してくれます。
中にはJリーグの元監督や元選手が指導してくれるチームもあります。
選手の志も高く、良い指導をしてくれるので成長にはかなり期待できます。
高校サッカー強豪校へのコネもある?
コーチによっては、高校のサッカー部監督とのコネがあります。
そのコーチの出身校やOBが活躍した高校などとは、太いパイプがある場合も。
チームによっては高校と練習試合を行ったり、合同練習会などを開催するところもあります。
気になる高校をコーチに相談すると、連絡を取って練習会に参加させてもらえたりもします。
歴史のあるチームほど、高校とのパイプが多く太いようです。
また、逆に高校サッカーの強豪校の監督が、クラブチームの大会を視察に来ることもあります。
そこで気になった選手に、チームを通して声を掛けたりします。
スカウトされて進学する場合は、入学金免除や授業料免除などの特待生として扱われることが多いです。
このように、中学生年代のクラブチームでの頑張りが、高校サッカーでの活躍に繋がるのです。
全国でスクールを展開しているリベルタサッカースクールには、中学生向けのクラブチームを運営している地域もあります。
リベルタに関しては、コチラの記事をどうぞ。
事前にやるべきこと
中学生年代で所属するサッカーチームを考える場合、事前に行ってもらいたいことがあります。
それは、
練習見学
トップチームの試合観戦
体験入団
です。
これは、必ず全て行うのではなく、できる範囲で行っていただくとそのチームの特徴がつかみやすくなります。
練習見学は、主に平日の練習をチェックしてください。
練習内容や選手がどれだけ真剣にやっているか、楽しめているかを見ていただければと思います。
トップチームの試合観戦は、中総体やクラブチームの公式戦を観戦するのが理想です。
スケジュールはネットで調べるとほとんど出てきます。
試合では監督・コーチの指示や、チームのレベルを確認してください。
体験入団は、街クラブのチームであればホームページに予定が記載されていることもあります。
それが無い場合は、チームに連絡を取ってみると良いでしょう。
(Jリーグの下部組織では、体験入団はほとんど行っていないようです)
また、中学校の部活では、特定日に体験入部や練習会を行っている学校もあります。
学校によって違いますので、直接学校に連絡するか、先輩や知り合いなどに確認するのが良いでしょう。
体験入団をすることで、チームの雰囲気を感じることができます。
最後に
今回は、中学校年代のチーム(部活・クラブチーム)の特徴についてご紹介しました。
この記事を参考に、チーム選びをしてみてください!
ちなみに、中学生年代も複数のチームで選手登録することはできません。
クラブチームで選手登録しながら公立中学校のサッカー部でも登録することはアウト。
(選手登録せずに練習にだけ参加させてくれる公立中学校もありますが)
中学生年代は練習も多いですし、学校の勉強の負荷も高くなるため、複数チームに所属する選手はあまりいません。
1つのチームに所属しそこでの活動に集中することで、良い結果も生まれるでしょう。
次のカテゴリーでもサッカーを楽しめるよう、中学生年代ではサッカーと勉強の両立が重要です。