野球の「タイブレーク」を解説!オリンピック・高校野球・ソフトボールでルールが違う?

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野球やソフトボールを観戦していると、

同点でタイブレークに突入!

することがあります。

このタイブレーク、どういうルールなのかご存じでしょうか?

 

急にランナーがいる状態から試合が始まったけどどういうこと?

野球やソフトボールのルールって複雑で分かりにくい…

と感じてしまうかもしれません。

 

僕は、小学3年生の時に地元の少年団で野球を始め、その後中学校、高校と野球部に所属。

大人になってからも草野球チームに所属したり、プロの試合観戦などで野球を楽しんでいます。

そのような野球好き&経験者の僕が、

タイブレーク

について、どのサイトよりも分かりやすく解説します!

 

この記事を読むことで、

  • タイブレークというルール
  • 競技によるタイブレークの違い
  • 先行と後攻ではどっちが有利?

が理解できます。

 

ではどうぞ。

 

 

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タイブレークとは

 

タイブレークを簡単に説明すると、

同点の場合に勝敗を決めやすくする特別ルール

になります。

英語では、「tie break」と書き、元々は議会で賛成・反対が同じ数になった時に議長が票を投じて

同数均衡 (tie) を破る (break)

という意味で使われていました。

 

野球でのタイブレークは、延長などの特定イニングで初めからランナーを塁に置いた状態で試合を開始するというルールです。

このタイブレークを行うイニングなどのルールは、競技や大会ごとに異なっています。

このタイブレークを行うことで、得点が入りやすくなるために試合の決着がつきやすくなり、試合時間の短縮につながります。

日本のプロ野球などのリーグ戦ではあまり導入されていませんが、優勝チームを決めるトーナメントの大会では導入されています。

ちなみに、タイブレークを行ったイニングの表裏で勝敗が決まらなかった場合は、それ以降のイニングでもタイブレークが繰り返し行われます

 

次からは、各競技や大会のタイブレークのルールについて説明していきます。

 

 

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高校野球でのタイブレーク

 

高校野球では、2018年の春の選抜大会からタイブレークが導入されました。

それ以降、夏の甲子園や地方大会でも導入。

しかし、各主要大会の決勝だけはタイブレークの例外として扱われ、延長十五回まで試合を行って同点の場合は引き分け再試合になっていました。

それが2021年の春の選抜大会からは、主要大会の決勝でもタイブレークを導入することとなりました。

そのため、高校野球ではすべての試合でタイブレークが導入されることになっています。

 

高校野球でのタイブレークは、

延長13回以降は無死1、2塁から開始する

というルールになっています。

この時のランナーは、そのイニングの先頭打者の前2選手になります。

つまり、延長13回は2番打者から始まる場合、1塁に1番打者、2塁に9番打者をランナーとして置いて開始されます。

 

 

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オリンピック(野球)のタイブレーク

 

皆さんの記憶に新しいオリンピックの野球競技。

日本は東京オリンピックで金メダルを獲得し、応援していた野球ファンは大いに感動したかと思います。

 

そのオリンピックでのタイブレークは、

延長10回以降は無死1、2塁から開始する

というルールが採用されていました。

この時のランナーは、他と同じようにそのイニングの先頭打者の前2選手になります。

 

ちなみに、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、延長11回以からタイブレークを実施しています。

無死1、2塁から開始するという点はオリンピックと同様です。

 

 

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ソフトボールでのタイブレーク

 

こちらも東京オリンピックで金メダルを獲得した女子ソフトボール。

白熱した試合が多く大興奮しながら応援された方も多かったのではないでしょうか。

 

そのソフトボールのタイブレークは、

延長8回以降は無死2塁から開始する

というルールになっています。

この時のランナーは、そのイニングの先頭打者の1つ前の選手になります。

ソフトボールのイニング数は7回までとなりますので、それで決着がつかない場合はその次のイニングからタイブレークが行われます。

 

野球と違うところは、ランナー2塁という点です。

守備側としてはダブルプレーを取りにくくなるため、いかに無失点に抑えるかが重要になります。

攻撃側は、大量得点を狙うよりも確実に1点を奪うことを考えて作戦を立てます。

 

 

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タイブレークは先攻・後攻のどちらが有利?

 

ここまで、各競技のタイブレークについて説明してきました。

そこで気になるのは、

先攻と後攻ではどちらが有利なの?

という点ではないでしょうか。

 

結論から言うと、

どちらが有利ということはなく五分五分

になると考えています。

 

一般的には、後攻が有利と考える人が多いと思いますが、それは

表のイニングを無失点や少ない点数で抑えられた場合

になります。

逆に、表のイニングで大量失点してしまうと、選手たちはネガティブな感情やプレッシャーを感じ、心理的に不利となってしまいます。

 

このように先攻と後攻ではどちらが有利なのかは、その時の状況によって変わるのです。

そのため、僕はどちらが有利ということはないと考えています。

 

 

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最後に

 

今回は、

・高校野球

・オリンピック(野球)

・ソフトボール

タイブレークについて解説しました。

各競技での特徴や違いについて理解していただけたかと思います。

 

タイブレークについては、緊迫した投手戦などの野球の面白さが失われるために導入すべきではないなどの反対意見も多く存在します。

しかし、選手の疲労軽減や投手の投球数抑制の視点から、僕はタイブレークに賛成しています。

 

タイブレークは比較的新しいルールです。

このタイブレークも含めて、野球やソフトボールを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 


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