野球の攻撃時サインの仕組みを公開!プロは誰がサインを出すの?

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今回は、野球の難しいところについて考えてみたいと思います。

それはズバリ、サイン

 

サインと言っても、選手に書いてもらうサインじゃなく、プレーを指示するサインのことです。

 

野球はこのサインに従って、プレーを行います。

極端に言えば、サイン通りにプレーできれば野球は勝てます!

(言い過ぎかな)

ここが他のスポーツと大きく違うところ。

選手の主体性に任せるよりも、サイン通りのプレーができるかが重要だったりします。

 

野球未経験者にとっては、

サインって難しそうだし意味が分からん

と思う人も多いはず。

 

たしかにちょっと複雑ですね。

 

高校野球などでは、監督が体のいろいろな場所を触ってサインを出しています。

客観的に見ると、カッコイイような怪しいような(笑)

 

ということで、野球のサインについてまとめてみました。

サインの中でも、今回は攻撃時のサインについて。

 

ちなみに、守備のサインについてはこちらの記事で解説しています。

https://saka-01.com/sign_d/

 

サインの種類、仕組みは?

誰がサインを出しているのか?

え?そんなことまでしてるの?

ということが理解できるでしょう。

 

ではどうぞ。

 

 

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攻撃時のサインは大きく分けて2パターン

 

複雑そうな野球のサイン。

例えば高校野球で、攻撃時に監督がバッターにサインを送る。

それを確認した選手が、指示通りのプレーをする。

皆さんも、そんな場面を見たことがあるのではないでしょうか。

 

その攻撃時のサインには、大きく分けて2つのパターンがあります。

 

フラッシュサイン

体の各部分や行動に意味を持たせ、そこを触ったりその動きをしたら決まったプレーを行うサイン。

例えば、

ベルトを触る → 盗塁

帽子を取る → ヒットエンドラン

拍手 → 待て

など。

このサインは単純なため、味方に伝わりやすくサイン間違いも少ない。

しかし、相手にも分かりやすくなってしまい、見破られる可能性が高くなる。

そのため、少年野球で使われることはあるが、中学生以上ではほとんど使うことはない。

 

ブロックサイン

簡単に言えば、フラッシュサインを複雑にしたイメージ。

頭や体、腕などを次々と触り、選手に指示を出す。

一般的なブロックサインでは、キーとなる部分を決めてそのキーの次に触った場所のプレーを行う。

このサインは一般的で、多くのチームで使われている。

例えば、

キー:帽子のツバ

左肩 → バント

左肘 → 盗塁

左手の指 → ヒットエンドラン

右肩 → スクイズ

右肘 → セーフティーバント

右手の甲 → 待て

と決められている場合、

左肘 → 左手の指 → 帽子のツバ → 右肩 → ベルト → 拍手

と送れば、

キーとなる「帽子のツバ」の次が「右肩」なのでスクイズ!

という指示になる。

 

このブロックサインは少し複雑なので、相手に見破られにくい。

さらに試合中にキーを変えれば、サインを盗まれる可能性は低くなる。

プロ野球でもブロックサインを使うが、もっと複雑でイニングごとにキーを変更したりする。

そして、キーの後の2番目の場所といった感じにすることもあるらしい。

 

 

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サインは誰が出す

 

このように結構複雑なサイン。

では、このサインを誰が出すのか?

 

アマチュア野球では、基本的には監督がサインを出します。

でもプロ野球では、チームや監督の方針によって様々。

監督が選手に直接サインを出す場合もあれば、監督から三塁コーチにサインを送り、三塁コーチが選手にサインを出すことも。

監督ではなくヘッドコーチからのサインを受けて、三塁コーチが選手にサインを出す。

その場合、監督は基本的にはヘッドコーチに采配を任せ、大事な場面のみ指示する。

あとは、監督が前に座っている選手の背中を触り、その場所にあったプレーのサインを選手が三塁コーチに送り、三塁コーチがが選手にサインを出すという複雑な方法もある。

 

野村克也氏が監督をしていた時は、ヘッドコーチが三塁コーチにサインを送っていたらしいが、

野村氏の話が、

指示なのかボヤキなのか分からない

ために、苦労したという話を聞いたことがあります。

(指示だと思って盗塁のサインを出したら、ただのボヤキだったとか…)

 

このように三塁コーチが選手にサインを出す事が多いが、それは

どの選手からも見やすい

ためです。

 

監督がサインを出すため、その監督によってチームのスタイルが変わる。

とにかく打たせたり、バントが多かったりするのは監督の考え。

そのため、特にアマチュア野球では、監督の力量がチームの強さに直結することが多い。

 

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サインは難しくないの?

 

サインについて説明してきましたが、

複雑でやっぱり難しそう…

と思う人が多いかもしれません。

 

さらにプロ野球のサインは、20種類以上のプレーを指示するらしい。

こうなったら覚えるだけでも大変…。

 

しかし、実際の選手からすると、そこまで難しくありません。

選手は体の上から順番で覚えたり、語呂合わせで覚えたりするそうです。

 

新入団選手にとっては最初は大変かもしれないけど、どの選手もしっかり覚えます。

というか、サインを覚えられなければ試合にも出れないし…(笑)

 

話によると、選手より三塁コーチのほうが大変だそうです。

監督のサインをミスの内容に選手に伝える。

それも分かりやすい動きで伝えられるか?

新任コーチは、キャンプ中に鏡の前でサインの練習をするらしいです。

慣れるまで大変そう…。

 

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サインへの返事もある?

 

監督やコーチから送られるサイン。

そのサインを選手が受け取った場合、OKのサインを返すのが一般的。

 

多いのは、帽子のツバを触ること。

サインを受け取ったら帽子のツバを触り、バッターボックスに入る。

OKサインは他の場所でもどこでもいい。

このOKサインがないと、サインがちゃんと伝わったかどうか確認できない。

その結果、選手とランナーが合わないプレーをすることになるかも。

 

それと、サインが分からなかった場合、選手が

もう1回サイン出して!

とお願いすることもある。

でもそれをすると、あとで監督に怒られるかも(笑)

 

ま、サイン違いで変なプレーをするよりはいいけどね。

 

 

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まとめ

野球の攻撃時のサインについて
・サインは大きく分けて2パターン

①フラッシュサイン
→体の各部分に意味を持たせて、触った部分に合ったプレーをする。

②ブロックサイン
→キーの場所を決めて、その次に触った部分に合ったプレーをする。

・アマチュア野球では基本的には監督がサインを出す。

・プロ野球でサインを出すのは監督や三塁コーチなどチームによって違う。

・出されたサインを選手が受け取った場合、サインを返すのが一般的。

 

このように、野球では基本的には1球ごとにサインを出しています。

他には、選手がバッターボックスに入る前に口頭で指示を伝えることも。

あとは強打者や上手い選手の場合は、その選手に任せたりすることもあります。

 

他のスポーツをしていた人からすると、

毎回サイン出すなんて面倒だな~

と思うかもしれません。

 

でも、この

1球ごとの勝負

が野球の醍醐味なんです。

 

次はどう仕掛けてくる?

バントか?強硬策か?ランナーを走らせるか?

状況によっていろいろなプレーが考えられるので、それを予想しながら試合観戦するのも楽しいです。

 

守備のサインについてはこちらの記事で解説していますので、ぜひどうぞ。

https://saka-01.com/sign_d/

 


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